オリンピック組織委員会会長に就任した橋本聖子元五輪担当大臣。
パワハラキス強要スキャンダルもさることながら、借金に関する問題も抱えていることがわかりました。
莫大な実家の借金を肩代わりしているかもといわれている問題について調べました。
橋本聖子の実家は牧場経営
橋本聖子さんの実家は、北海道で牧場経営をしています。
祖父が開拓した土地で牧場経営を始めたのが、橋本聖子さんの父である橋本善吉さん。
名士として名高い橋本善吉さんは、「牛のハシモト」として知られた牛の仲買商でした。
つきあいでいったアメリカで馬を買ったことがきっかけとなり、サラブレッドを育てる牧場にします。
サラブレッドJRA顕彰馬マルゼンスキーのオーナーとしても有名な方です。
ちなみにマルゼンスキーは8戦8勝で無敗のまま引退した評価の高いサラブレッドでした。
【マルゼン橋本牧場】
所在地:北海道勇払郡安平町早来守田63
※現在、橋本牧場の見学は不可となっています。
橋本聖子の実家の借金が莫大な理由は?
橋本善吉さんは、バブル期に競走馬を生産する牧場経営を拡大します。
千歳信用金庫から本来の融資限度額の2倍以上の16億円余りの融資を受けました。
バブル期というで甘い見積もりもあったのでしょうが、やがて返済が滞るようになります。
もしかすると、1995年に参議院議員となった橋本聖子さんが保証人になり融資を受けたことも考えられます。
このあおりを食らった信用金庫は1999年に破綻しました。
知人からの融資でトラブルも
2005年前後に橋本善吉さんが「橋本聖子さんの選挙活動費の名目」として知人から2200万円を借りています。
2200万円のうち、200万円は父が直接持参し返済、500万円は橋本聖子事務所が返済しました。
残りの1500万円を返済せず、訴訟沙汰になり資産を差し押さえられましたが、現在は解決しています。
ただ、橋本聖子事務所は「直接債権関係はない」とコメントしています。
このことから知人からの融資は、牧場の経営難によるものなのではないかといわれているのです。
父が逝って橋本聖子が返済の肩代わり?
引用:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/285389
2006年、週刊文春で「マルゼン橋本牧場には20億以上の借金がある」と報じました。
2020年に父である橋本善吉さんが亡くなり、現在は橋本聖子さんの兄・善一さんが引き継いでいます。
兄以外にも2人の姉がいますが、橋本聖子さん以外の兄弟で20億の借金を返済するのは現実的ではありません。
千歳信用金庫の融資の際に保証人になっていることも考えられ、橋本聖子さんが借金を肩代わりしている可能性があります。
コロナ禍の中で講演も難しい状況ですし、議員活動からの返済になるのかもしれません。
オリンピック組織委員会会長に就任されましたが、公私ともに厳しい道のりですね。