山田内閣広報官の突然の辞任から2日後、小野日子外務副報道官が後任にきまりました。
山田広報官に続いての女性内閣広報官ということで注目されています。
そんな小野日子内閣広報官について調べました。
小野日子はどこの大学?学歴は?
内閣広報官に起用されることが決まった小野日子さん。
「日子(ひかりこ)」という珍しい名前ですね。
小野日子さんは東京生まれで、女子学院中学校・高等学校、一橋大学社会学部を1988と年に卒業されています。
女子学院中学校・高等学校は、高校で生徒を募集しない完全中高一貫校です。
制服の着用義務がない学校で、卒業生の4割ほどが東京大学などの難関国立大学に進学するミッションスクールです。
一橋大学だけではなく、外務省入省後のオックスフォード大学留学という学歴もスゴイですね。
経歴は女性外交官
高校時代に5年先輩の女性外交官の新聞記事を読んだこと、大学時代に同期の三木谷浩史さんに影響され外交官を目指すことに。
外務省に入省後、オックスフォード大学に留学。
オックスフォード大学の1年先輩だった皇后雅子様と交友がありました。
一緒にスキーに行ったり箱根への温泉旅行も行ったりしたそうです。
幅広すぎる人脈ですね。
外務省入省した時は、同期25人のうち女性は小野日子さん一人だけだったそうです。
歴代女性キャリア外交官としては20人目という、女性外交官の草分け的存在です。
2000年からは在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官(広報文化班次席)として渡米。
2005年外務省経済協力局開発計画課企画官、2006年外務省国際協力局多国間協力か企画官などを歴任。
2009年グローバル・ママ・ネットワーク設立にも参画するなど、外交官として活躍されています。
外交官で女性特有の辛い目にも
1993年に同期入省の小野啓一さんと結婚。
出産にためらいがあったものの、2003年にワシントンDCで出産、育児休暇を取得されました。
ママ外交官としては5人目だったので、理解のない上司から女性特有の辛さを感じたことも多かったようです。
育児明けで復帰した後、「本当に君達みたいな人の置き場には困る」と言われたこともありました。
引用:日経DUAL
一番辛かったのは、いつも独身女性と比べられて「独身女性のように夜中とか土日も働けて、幹部に誘われたときにはちゃんと飲み会にも行ける人じゃないとダメだ」と何度も言われたこと。それだけ言われてしまうと、こんな自分が働き続けていていいのだろうか……、と思ってしまうものです。
引用:日経DUAL
仕事の結果以外のことで何かを言われるのは不本意でも、聞き流すしかなかったそうです。
「女性だから」という女性蔑視の傾向もある男性社会の中で、頑張ってこられたのだと思います。
外交官の仕事だけでも大変なのに、子育てもきちんとこなす小野日子さん。
女性参画の手本となって、第一線でますますの活躍に期待しています。