「世界フィギュアスケート選手権2021」で羽生結弦選手を抑え、2位になった鍵山優真さん。
次世代フィギュアスケートを背負って立つといわれています。
鍵山優真さんは身長が低いといわれますが、その理由や競技への影響について調べました。
鍵山優真の身長は?
鍵山優真選手の身長は158㎝です。
同じフィギュア選手の宇野昌磨さんが159㎝なので、ほぼ同じくらいですね。
日本人の成人男性の平均身長は171㎝といわれていますから、背は低い方です。
2003年生まれの鍵山優真さんはまだ17歳(2021年現在)なので、まだ身長は伸びるかもしれませんね。
鍵山優真の小柄は遺伝?父でコーチの鍵山正和も低身長?
鍵山優真さんが小柄なのは、両親の遺伝なのでしょうか。
お母さんについてはわかりませんでしたが、お父さんは鍵山優真さんのコーチをしている鍵山正和さんです。
鍵山正和さんは1990年代に活躍したプロフィギュアスケーターなのです。
オリンピックにも出場していて、1991年から全日本フィギュアスケート選手権で3年連続優勝しています。
「日本人初の4回転ジャンパー」といわれるスゴイ人だったのです。
そんな父・鍵山正和さんの身長は160㎝で、長男である鍵山優真さんより2㎝大きいだけです。
ほぼ同じ身長ですね。
このことから、鍵山優真さんが小柄なのは遺伝である可能性が高いと思われます。
フィギュア選手は小柄が多い?
フィギュア選手には小柄が多いともいわれますが、実際はどうなのでしょうか?
・宇野昌磨:159㎝
・高橋大輔:165㎝
・羽生結弦:171㎝
・パトリック・チャン:171㎝
・ハピエル・フェルナンデス:173㎝
・ネイサン・チェン:168㎝
こうしてみると、身長が高い一流スケーターもたくさんいますね。
ただフィギュア選手でいうと、背が高い方が例外なのだそうです。
フィギュアスケートの選手は引退するのが早い印象がありますよね。
実際、シングルの選手としてのピークは女子が15~20才、男子は19~24才くらいといわれています。
多くの選手は大学卒業とともに引退するのだとか。
早い引退の理由のひとつに「身長」があります。
身長が高いとジャンプが飛べない
身長が高いとダイナミックに見えますし、なんといっても見栄えが良いですよね。
しかし、ジャンプにとっては身長が高すぎることが不利になるのだそうです。
中京大学スポーツ科学部の湯浅景元教授は「身長が大きくなればなるほど回転しにくくなる。身長が4㎝伸びれば、同じ力で飛んでいても14%も回転速度が遅くなる」と説明する。
引用:WEDGE Infinity
実際、身長が177㎝あるエヴァン・ライサチェック選手は「トリプルアクセルを飛ぶのに他の選手の何倍も努力している」とタチアナコーチが語っています。
また、アイスダンスのカナダ代表エリック・ラドフォード選手は元ソロのフィギュアスケーターでしたが、アイスダンスに転向しています。
その理由は「背が伸びすぎて、トリプルアクセルが飛べなくなったから」なのだそうです。
ちなみにエリック・ラドフォード選手の身長は、188㎝です。
小柄な鍵山優真選手は、フィギュアスケートという競技においては恵まれた体格ともいえます。
シニアから転向して間もない選手ですが、これからの活躍が楽しみですね。