新型コロナウイルスの感染拡大が続くダイヤモンド・プリンセス号。
終息の兆しが見えない中、いまだに船内に取り残された人々の不安が増大しています。
ダイヤモンドプリンセスを「呪いの船」と呼ぶ人もいるようです。
ダイヤモンドプリンセスにまつわる不吉な出来事について調べてみました。
【ダイヤモンドプリンセス】コロナウイルス感染経過は?
日本政府の後手後手の対策により、ダイヤモンドプリンセスの乗客及びクルーズスタッフの感染が拡大し続けています。
海外では、新型コロナウイルスを拡散したのは、中国・武漢ではなく、日本に停留中のダイヤモンドプリンセスだという認識です。
そのためCOVIC-19を「日本ウイルス」と呼ぶといった国もありました。
≪ダイヤモンドプリンセス・コロナ感染経緯まとめ≫
1月20日 横浜港出航
2月1日 香港で下船した乗客の感染が確認
2月3日 横浜港に到着 検疫開始
2月5日 隔離開始
2月19日 下船開始
2月20日 乗客の80代の男女2人が死亡
2月1日に下船した乗客の感染を確認してから、寄港できる国を探したそうですが見つからなかったそうです。
唯一、手を上げた日本ですが、感染の拡大に歯止めがかからない状態です。
【ダイヤモンドプリンセス】造船時に大規模火災事故!
2002年、ダイヤモンドプリンセスは造船中に火災を起こします。
火災発生から36時間後に鎮火しましたが、船は床面積の1/4を焼き、130億円の巨額損失を計上しました。
二番手船サファイアプリンセスを改修
ダイヤモンドプリンセスと同時に作られていた二番手船「サファイアプリンセス」を改修して7か月遅れで納品。
サファイアプリンセスを改修 → ダイヤモンドプリンセスとして納品
ダイヤモンドプリンセス → 燃えた場所を取り払い改修しサファイアプリンセスとして納品
つまり、サファイアプリンセスとダイヤモンドプリンセスは入れ替わったのです。
この火災から、呪われた船のストーリーがはじまりました。
【ダイヤモンドプリンセス】建造した造船所も危機に!
ダイヤモンドプリンセスを建造したのは長崎市の三菱重工業長崎造船所・香焼工場です。
実はこの香焼工場に売却の話が持ち上がっています。
世界の造船業界では合併が相次ぎ、日本のような規模では立ち向かっていけないのが現状。
そこで香焼工場を造船で国内3位の大島造船所に売却することになったようです。
世界的な流れとはいえ、製造された工場が売却されるのは複雑な気持ちですね。
【ダイヤモンドプリンセス】運営会社の他の船でも感染リスク!
ダイヤモンドプリンセスを運営するアメリカのプリンセス・クルーズが運航する「グランド・プリンセス」の乗客にコロナの感染症状が出ています。
2500人の乗客のうち約20人に感染症状が出ています。
ダイヤモンドプリンセスのケースでは船内感染が防げず、アメリカ国内から批判が起きました。
では、グランド・プリンセスの対応はどうなるのでしょうか?
上記のような意見が公聴会で出て、設備対応に限界があることを訴えたようです。
日本のクルーズ船対応を批判していただけに、アメリカは難しい対応を迫られそうですね。
まとめ
ダイヤモンドプリンセスはコロナウイルス感染拡大だけではなく、造船時の火災など度重なる不運に巻き込まれています。
不運だけでは片付けられない「呪い」ともいうべき惨事です。
まだ船に残っている方がコロナに感染することなく、早く下船できることを祈るばかりです。